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睡眠時無呼吸症候群の治療なら無呼吸症候群治療センター 【睡眠時無呼吸症候群の治療はこちら

C-PAPやマウスピースを使わずに症状を改善します。骨盤、背骨、頭蓋骨のゆがみを調整して喉や鼻の気道を広げて呼吸を楽にします。無呼吸症候群の治療ならお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群とは

»1.どのような病気か

睡眠中に1回あたり10秒以上呼吸が止まっている状態を無呼吸と呼び、呼吸の量が半分になってしまうものを低呼吸といいます。
これらが睡眠中の1時間に5回以上起きる場合に「睡眠時無呼吸症候群」と判断されます。
もちろん寝ている間の事なので本人は気が付かず家族などの同居者に指摘されて発見される事が多いのですが、家族がこの病気についての知識、情報を持っていなければ単に「いびきをかきやすい人」と思われて治療開始が遅れてしまう事もあります。

»2.症状は…‥?

睡眠時無呼吸症候群はさまざまな症状を伴います。
代表的なものとして以下などがあります。


代表的な症状の画像

»3.原因

睡眠時無呼吸症候群には3つのタイプがあります。

①閉鎖型

睡眠時無呼吸症の人のほとんどがこのタイプです。
睡眠中に筋肉が弛緩したことにより空気の通り道である上気道と呼ばれる部分が、閉塞されることによって起きます。
閉塞は肥満によって首のまわりに付着した脂肪が気道を圧迫していたり、舌が気道に落ち込んでしまったり、もともと舌が大きい(巨舌症)鼻の中(鼻中隔)が曲がっているなどで起こります。
肥満者は非肥満者の3倍のリスクがあるとされています。

閉鎖型タイプの画像

②中枢型

脳血管障害や重度の心不全などによる呼吸中枢の障害で、呼吸運動そのものが消失してしまいます。
ただし中枢型は極めて少ないようです。

③混合型

①の閉塞型と②の中枢型を混合したもの。

»4.「女性」でも「やせた人」でも増えてきている、無呼吸症候群

この病気は男性それも肥満した男性に多いと思われていますが、最近の研究では女性や痩 せた人にも増えて来ていると報告されています。
もともとこのホルモンには脳の呼吸中枢を刺激する働きがあり、これにより呼吸中枢は横隔膜や呼吸筋を収縮させて、肺は広がり空気が入って体は酸素を取り込むことができます。
この点から女性は男性よりも呼吸を安定させる働きが優れていると言われています。
しかし閉経を境にしてプロゲステロンが減少することで女性でも睡眠時無呼吸症候群を起こしやすくしてしまうのです。
画像
たとえばイビキなどは無呼吸症の重要なサインなのですが、いびきをかく人の男女差は女性の閉経期以降に小さくなります。
つまり、中高年になると夫婦そろっていびきをかくということが珍しくなくなります。
いびき、無呼吸=男性ではないのです。

調査結果

日本で行われた大規模な調査によると、無呼吸症の40%近くが非肥満の人でした。
ではなぜ非肥満の人が無呼吸症になってしまうのでしょうか。
この場合の原因は「小さなあご」「小さな下 顎骨」にありました。
一般的な肥満による無呼吸症の場合、舌の根本に脂肪がついて気道を塞ぐことにより発症すると考えられています。
しかし下顎骨の小さい人の場合、もともと口の中の容積が小さいため、睡眠時に舌の筋肉が緩むと舌が喉の奥に押し込まれてしまい、簡単に気道が塞がってしまいます。
つまり下あごの骨は舌を収めておく「器」と考える事ができます。
一般的に欧米人に比べると日本人はあごが小さい人が多く、7~8割が「小さいあご」に当てはまるとされています。

人類は進化の過程で火を使うようになり、食べ物を調理するようになったために固い物を食べなくても十分なカロリーが簡単に摂れるようになりました。
ある研究によれば、弥生時代には一度の食事に4000回の咀嚼、つまり噛む事を4000回していたのですが、現代の人間は同じカロリーを摂取するのにわずか500回程度しか咀嚼しなくて済んでいるという事です。
ひき肉を使って柔らかく作られた高カロリーのハンバーガーなどは良い例でしょう。
このため使われなくなった下顎の骨が退化して小さくなり、無呼吸症を起こす原因となっています。
つまり無呼吸症は現代人の宿命病とも考えられるでしょう。

小児の睡眠時無呼吸症候群

〇小児の睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群というと、大人の病気、それも中年以降の太ったおじさんの病気というイメージがありますが、実は子供にも発症する場合があることが知られています。
『寝る子は育つ』という言葉がありますが、子供の精神と肉体の健やかな成長には、質の良い睡眠をとることが大切です。
小児のうちから、ひどいイビキや無呼吸の症状があると様々な障害を引き起こし、心身の発育に大きな影響を与えると言われています。

〇小児の無呼吸症候群の発症原因

口蓋扁桃の肥大 小児の無呼吸症は、主にアデノイド(咽頭扁桃:いんとうへんとう)と、口蓋扁桃(こうがいへんとう)の肥大が原因で発症すると考えられています。
このアデノイドも、口蓋扁桃も、いわゆるリンパ組織で、呼吸する空気と共に雑菌などが入らないように鼻や喉の入り口に存在するのですが、これが肥大すると気道を狭くしてしまうため、イビキや無呼吸が起こりやすくなります。
アデノイド肥大は、3~6歳位、口蓋扁桃肥大は、5~7歳位が最大となり、学童期の後半には小さくなることが多いようです。

口蓋扁桃の肥大2
この他にも花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎などで、慢性的に鼻炎や鼻詰まりがあると、やはり気道を狭くしてしまいます。
又、近年では、子供の生活習慣病も増加しており、肥満が原因で気道が狭くなり、無呼吸やイビキを発症する事もあるようです。

〇子供の無呼吸症の定義

子供の睡眠時無呼吸症には、大人と判断基準が異なります。大人の場合は、『呼吸停止が10秒以上続く状態が一晩(約7時間)に30回以上、または1時間に5回以上ある場合が重症、30回未満であれば中等症、15回までなら軽症』とされています。
これに対して小児の場合は、呼吸停止や低呼吸が1時間に5回までなら軽症、5~10回の場合は中等症、10回以上が重症となっています。
つまり、大人の場合よりも基準が厳しいわけですが、これは本来子供の場合、呼吸が停止するという事が異常な状態で十分注意を要するという観点から決められたものだと思います。

〇子供の無呼吸症の症状

子供の無呼吸症は2~6歳という心身の発達時期と、アデノイドなどの肥大する時期が重なるため、心と体の発育に悪い影響を与えます。
無呼吸症を発症している子供は、深い睡眠、質の良い睡眠が得られないために下記のようなさまざまな症状が現れます。

・いびき

就寝時に観察すると、口呼吸や苦しそうなイビキ、寝汗、呼吸停止や、それを回避するために頻繁に寝返りをするなどの行動が認められます。

・低身長

成長ホルモンは、午後11時から午前2時頃の深く眠っている時に分泌されます。
無呼吸症の子供さんはこの深い眠りが妨げられるため、成長ホルモンが十分に分泌されない結果、成長が著しく遅れる場合があります。

・胸部の骨の変形

子供の骨は大人と違ってまだ未発達で柔らかいため、無理に呼吸しようとして胸部に力を込めている状態が長く続くと、胸部や肋骨が変形して鳩胸とか漏斗胸(ろうときょう)と呼ばれる歪んだ形になることがあります。

・精神の発育に対する影響

夜間の慢性的な睡眠不足の結果、疲れやすい、寝起きが悪い、集中力の欠如、学力の低下などが起こります。
又、幼稚園や保育園に通う子供さんの場合は、昼寝をすると起きられないなどの症状も特徴的です。
それ以外にも精神の発育に対しても悪い影響を与えて多動性障害(ADHD)や落ち着きがない、又、性格が変化して攻撃的な行動を引き起こすこともあるようです。

〇子供の無呼吸症の検査、診断

耳鼻科で医師の肉眼で鼻や咽頭の観察が可能で、口蓋扁桃の肥大や咽頭扁桃の肥大が確認できます。
又、子供の無呼吸症のサインは『イビキをかくこと』と言われています。イビキは何かの原因で気道が狭くなっている可能性を意味します。
又、大人の無呼吸症と同様に一泊入院検査も有効ですが、就学前の子供さんの場合はなかなか難しいため、貸し出しで行う簡易検査が一般的です。
又、家庭で寝ているところをビデオ撮影してイビキや口呼吸や呼吸停止の状態、寝返りなどの状態を観察するのも有効とされています。

〇子供の無呼吸症の治療

・外科的療法

口蓋扁桃や咽頭扁桃の肥大が見つかれば、外科的手術でこれらを切除して気道を確保します。 これらの肥大が原因の場合、手術は非常に効果が高いため乳幼児であっても行う事があるようです。
又、アレルギーなどで鼻詰まりがひどい場合は、耳鼻科でレーザーを使って鼻の粘膜を焼く手術なども有効なようです。
もちろん、肥満などがあればそれを改善することも必要です。

・舌癒着症とその手術

あまり聞いたことがない病名だと思いますが、舌癒着症という病気があるようです。
正しくは、『舌癒着・喉頭蓋・喉頭偏位症』という長い名前が付きますが、短くして舌癒着症と呼ばれています。
 これは、別に舌がどこかにくっついてしまった訳ではなく、舌の中にある頤舌筋(おとがいぜっきん)という筋肉が引きつれを起こし、その結果として喉頭部分を上方に引っ張ってしまい、そのため気道が狭くなって無呼吸を起こすとされている病気です。
何かが原因で癒着が起きるのではなく、生まれつきその傾向がある人が何かの加減で発症するようです。日本人の70%が舌癒着症だという報告もあるようです。

乳児は普通は呼吸をしながらおっぱいを飲むことが出来ます。大人は呼吸しながら何かを飲むことはできません。 体の構造上そうなっています。しかし、舌癒着症がある赤ちゃんの場合、呼吸しながらおっぱいを飲むことが出来ません。
そのためおっぱいを飲みたくてもうまく飲めない、良くむせる、途中で飲むのをやめてしまうなどの症状が起こります。

舌癒着症の診断は、ファイバースコープなどで喉の中の状態を確認することで明らかになります。 舌癒着症が原因で気道が狭くなっている場合は手術が行われます。

通常は舌の部分の局所麻酔で筋肉の引きつれを切る施術を行い、筋肉に引っぱられていた喉の位置が正しい位置に戻れば終了です。
子供さんの場合は、全身麻酔で行う事もあるようです。赤ちゃんから大人まで手術は日帰りで行い、入院の必要はないようです。

【舌癒着症の謎】

舌癒着症の手術を行っている医師の理論的根拠は『頤舌筋(おとがいぜっきん)は喉頭開大筋であり、のどを開く筋肉である』という考え方です。
その筋肉が引きつれを起こしているので、それを切ってあげて喉頭を広げて気道を確保するというものです。

 しかし、解剖学の筋肉項目でよく調べてみると、この頤舌筋には喉を開く直接の働きはないようです。
舌を前方に突き出したり、茎突舌筋という筋肉と共同で舌を引っ込める働きをする筋肉のようです。
だとすると、この筋肉を切開したからといって解剖学的には喉と繋がっていないので、喉頭を広げて気道を確保するという効果があるとは思えません。

この舌癒着症の手術を行っているのは現在日本全国でたったの6カ所だけしかないということです。
これには理由があるようで、20世紀の初めに実際には手術を行わない医師から『こんな手術はやる必要がない』と言われ始めて、なぜかそのままその意見が通って、現在では小児科や耳鼻咽喉科の教科書からこの疾患は削除されてしまっているようです。
本当に効果がある治療法ならこんなことにはならないと思いますが...。

この手術自体はどうやら古い歴史を持っているようで、16世紀頃にはヨーロッパで生まれた赤ちゃんに当然のように行っていたという記録もあるようです。
それでは現在の欧米では行われているのでしょうか?残念ながらそれについては資料がありません。
ただ、日本で舌癒着症を行っている医師のサイトを見ても『現在も欧米で広く行われており、先進国でやっていないのは日本だけです。』という記述はないので、多分欧米ではこの手術は行われていないのだろうと思われます。

当院に治療にいらした多くの患者さんの中で二人だけ、この舌癒着症の手術を受けたという人がいました。

一人は5歳の男の子でしたが、無呼吸症の症状がひどく、赤ちゃんの時から横にして寝かせると苦しがるので、お母さんが3歳になるまで毎晩一晩中抱いて縦にして上下に揺さぶって寝かせていたそうです。
ある時、看護師さんに勧められて舌癒着症の手術を4歳の時に受けたそうですが、少し良くなったかな?という程度で無呼吸にはあまり効果がなかったということでした。

もう一人の患者さんは、歯の治療で歯科に行った際に、自分では自覚症状は全くなかったのに、歯科医の先生から『舌癒着症だから手術した方が良い』と言われてその場で手術を受けたそうですが、手術前と全く変化がなく、さらに切開した後に細菌感染したようで、手術の痕が瘢痕化してしまい、それを治すのに他の病院で3回手術を受けたそうです。
『一体、何のための手術だったのかわからない』と言っていました。

否定的な話ばかりを書いてしまいましたが、舌癒着症という疾患や治療法を非難しているわけではありません。
事実、この治療で多くの人の症状が劇的に改善したという報告があるようです。すべての治療法について言えることですが、100%効果があるというものは存在しません。
効果があった人は他人にも知らせたくなるでしょうし、効果がなかった人は否定的になるでしょう。つまり、それだけの事です。
舌癒着症という病気が耳鼻科の教科書にも載らなくなってしまった原因は、医学界の複雑な事情が絡んでいるようです。
よくあることですが、科学や医学などの学問や研究の分野で、斯界の権威と言われる大先生が高齢で亡くなられたりすると、それまではその世界の定説と言われていたものを完全否定するような理論が次々に発表されたりします。
つまりそれまでは大先生に遠慮して誰も何も言えなかったわけですね。

『未科学』という言葉があります。
これは現代科学では未だに解明されていないという意味です。私はこの舌癒着症も、この未科学に属するのではないかと勝手に考えています。
10年後、20年後、医学がもっと発達して色々な事が解明されると、今は認められていない治療法が認められる事もあるのではないかと思います。

〇保存的療法

口蓋扁桃や咽頭扁桃の明らかな肥大が認められず、手術の適応とならないのに無呼吸の症状がある子供さんの場合、大人と同じようにC―PAP:シーパップ(経鼻的持続陽圧呼吸療法)を行うのが病院の治療のようです。
ただ、大人でもとても苦しくて、一晩で使うのをあきらめてしまう人が多いC―PAPを子供に長期に使わせるのはなかなか難しいものがあるようです。
そして、大人の場合と同様、このC-PAPは対症療法でしかないため、これで治るというものではありません。
一生使い続けるという事になっています。

〇小児の無呼吸症に対する当院の治療

アデノイドや口蓋扁桃などの明らかな肥大が認められたり、アレルギーなどによる鼻詰まりが原因で無呼吸が出ている場合は、当然そちらの治療が優先されますが、そのような原因がないのに無呼吸が認められるような場合、当院の治療は大変有効です。
詳しくは『当院の治療』のページをご覧ください。
子供さんの無呼吸に関しても、当院で行う骨格調整治療は劇的な効果が期待できます。